古川牧場とは

牧場の場所は変わっても、牛にこだわる姿勢は不変です

古川牧場の歴史は、1915年(大正4年)にまでさかのぼることができます。この年、私の曾祖父が東京・西多摩郡瑞穂町で酪農を開始したことが、現在に続く牧場の始まりなのです。

以来約100年、さまざまな時代の波に翻弄されながらも、私たちは親子4代にわたって牧場を維持・発展させてきました。

瑞穂町の土地は、戦後になって米軍・横田基地の敷地となることが決まり、これにより牧場は1969年(昭和44年)に埼玉県入間市に移転しました。しかし、この地からもその後、圏央道の建設にともなって移転を余儀なくされたのです。

私たちは関東近郊で牧場を開設できる候補地を探しました。

その結果、縁あって1995年(平成7年)に現在の所在地である群馬県昭和村に移転することとなったのです。

ここに移ってから、早いものですでに20年近くが経過します。

私自身は群馬に移転してきた頃に父親から本格的に社長業を引き継ぎましたが、まず手を付けたのは牧場の近代化でした。そのひとつがフルラインコンピュータ制御システムの導入で、これにより牧場全体の作業の効率化を実現させたのです。なお、移転当初は乳牛約200頭だけだった牧場の規模は現在、乳牛と肉牛を合わせて約1300頭の規模にまで拡大しています。

今後はスタッフの労働時間の改善なども含めて、時代のニーズに合わせた牧場の変革を推し進めたいと考えています。