赤城山の麓に拡がる標高700mの土地に、当牧場は12ヘクタールの敷地を所有。周囲にはフリーストール牛舎が多く、乳牛の飼育に関して他の酪農さんと意見交換がしやすい恵まれた環境にあります。牛にとってここ昭和村は、夏は涼しくて過ごしやすいものの冬は寒さが厳しい。そうした気候に合った牛を開発することが、私たちの課題なのです。
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牛舎から出た糞尿は、たい肥舎に運び込まれます。糞尿は発酵と乾燥を繰り返しながらたい肥となり、土に近い状態になるまで熟成。そして、最終的には園芸用の商品となって出荷されます。
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離乳した後の牛を育てるための場所。乳牛は成長状況に応じて4つのステージに分けられ、それに合わせて牛舎も移動させます。そして与えられる飼料の内容も、成長段階に合わせて変更されるのです。
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生後間もない乳牛が入る牛舎。小牛はここで1ヵ月弱ほど乳を与えられて育ちます。なお、体力があまりない小牛は過度な暑さや寒さに対して弱いので、この時期が育成に関しては最も気を使います。
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搾乳をするための施設で、搾乳室で搾った乳は自動的に貯蔵タンクに送られ保存されます。なお、当牧場のパーラーは16頭×2列方式を採用し、一度に32頭分の搾乳ができるようになっています。
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牧草や配合飼料などを保存するための倉庫。基本的に1日2回、ここから何種類かの飼料をブレンドしてエサを作ります。なお、混ぜる牧草の長さなどは、牛の成長段階によって調整されるのです。